2019年に発売された”Technics SL-1200の肖像 ターンテーブルが起こした革命”を読んだので簡単に紹介したいと思います。
ターンテーブルをめぐるカルチャー史
歴代のターンテーブルの開発ストーリーやクラブカルチャーとの関係性など機材、文化の両面から語った1冊となっています。
内容は
- SL-1200開発ストーリー
- ヒップホップとの蜜月
- クラブ・カルチャーの成熟
- 伝説の続き
といった内容が記載されています。
ページ数は223ページで所々に機材の写真も載っています。
おもしろかったところ ①
SL-1200開発ヒストリーという見出しからわかるようにSL-1200シリーズがどのようにして誕生したのかがわかります。当時の開発責任者の方の苦労話などを混ぜながら説明されており、現場の声と開発者の思いなどが強く伝わってきます。
おもしろかったところ ②
ターンテーブルの普及に欠かせないのはクラブシーンや音楽ですが、その中でもヒップホップとターンテーブルとの関係性についても詳しく解説されていてよかったです。
ヒップホップ誕生の瞬間やレコード文化、映画「ワイルド・スタイル」がもたらした影響、それに影響されたDJ Krushの話などヒップホップ関連の話が盛りだくさんで面白かったです。
まとめ
SL-1200の開発秘話から復活までの道のりやDJやレコード文化からの側面から見たニーズなどの話が時系列のようになっていて一気読みできる内容です。
私の自宅にあるターンテーブルはMK3とMK3Dなのですがまだまだ現役で動いています。本書でMK7の魅力も存分に語られていることからめちゃめちゃMK7が欲しくなりました。笑
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